「ほおずき市」では、本来の「千成ほおずき」のほかに「丹波ほおずき」が現在では主流となっていますが、この「丹波ほおずき」を最初に売り出したのがこの稲村店の女将の稲村美代子さんです。昭和20年にここで開店し、60年以上の営業を続けていますが、彼女のインタビューをこのムービーに折り込んであります。 |
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「ほおずき市」で、昔ながらの「千成ほおずき」作りを2005年で終わらせる都内江戸川区南篠崎町の島村米一さんにインタビューしました。江戸川区では昭和60年ごろ30軒以上あった生産者も、今では島村さんだけになり、その島村さんも引退し、都内産の「千成ほおづき」が市に並ぶのは2005年が最後になりました。
「千成ほおずき」は、高さ約20センチと低く、直径約3センチの緑の実が多く付くのが特徴で、暑気払いに効く薬用とされ、江戸時代に多く売られましたが、現在では実が赤く大きい観賞用の「丹波ほおずき」が多くなっています。 |