- 撮影地:
- 宮古島 八重干瀬
- 撮影環境:
- 水深:18m、透明度:15-20m前後、時間帯:夕方、天候:薄曇り
- 撮影機材:
- Nikon F90、SEA&SEA NX-90 proハウジング
- Nikon AiAF60mm Micro
- Light&Motion HID(メタルハライド) Video light x 2
- 撮影データ:
- フィルム:RVP(+1増感)、絞り:F2.8(開放)、シャッター速度:1/250
- ストロボ調光:HID(メタルハライド) Video lightのみ。
- 撮影秘話:
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これも宮古島の八重干瀬です。前作品と同様に白化珊瑚があまりにも美しかった為に
狙った写真です。
この写真のポイントは、マクロレンズによる開放絞りとHID(メタルハライド)ビデオ
ライトによるライティングです。
マクロレンズは、開放絞りで撮る事により前後を大きくボカす事ができます。
また、白化珊瑚を利用し、できるだけハイキー調の作品を狙ったわけですが、これを
ストロボで上手く調光するのはかなり難しい技です。
たまたま私はビデオも撮るおかげで、そのビデオライトを使用することで、楽にこのような
露出の決定を実現できるのです。ただ、このビデオライトは、HID(メタルハライド)という
非常に強力(ハロゲンライトに換算すると150W級)で、色温度もストロボと同じ5500Kという
もので、このライトだからこそ可能な写真撮影です。値段も非常に高価です。
ビデオライトを当てる事で、その後の露出決定は自然光撮影と同じです。ハイキー調に
仕上げる為には、カメラの露出計の適性値に対し+2EV前後に設定します。あとマクロ
の自然光撮影では、手ブレもシビアですから、1/250秒以上早く切れるようライトの位置も
気を付けます。
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