- 撮影地:
- 大瀬崎 湾内
- 撮影環境:
- 水深:22m、透明度:20m前後、時間帯:午前、天候:晴れ
- 撮影機材:
- Nikon F801、NEXUS-801ハウジング
- Nikon AiAF16mm Fisheye Lens
- SEA&SEA YS-300 x 2
- 撮影データ:
- フィルム:RVP、絞り:F11、シャッター速度:1/15秒
- SEA&SEA YS-300 x 2、各1/2発光(フィルター無)
- 撮影秘話:
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この写真を撮影したのは、1995年の1月15日、ちょうど大阪から真木さん&光橋さん
(水中フォトコン、ビデオコンテストの世界では有名人)が大瀬崎に遊びに来て
翌日に写真上映会を行い、彼らが大阪に帰った翌朝にあの阪神大震災が起こったの
でよく覚えています。
この頃の大瀬崎では、「フリソデエビ」、「クマドリイザリウオ」、「ボロカサゴ」といった
珍しい被写体が出現していた時で、多くの写真派ダイバーがマクロレンズを付けた
カメラを持ち水中で列を作って撮影の順番待ちをしている状況でした。
私は水中で並んで順番待ちしてまでこれらの被写体を撮ろうとまでは思わなかったので、
この時は誰も潜っていなかった(特に珍しいものがいなかった)「門下」に潜り、
この「ムレハタタテダイ」の群れに遭遇しました。
この手の魚の群れの撮影では、撮影技術うんぬん以前に、いかに群れの形を
崩さず、群れに接近できるかがポイントです。撮影技術的には、体側が白色
ですから、ストロボ光の反射を気を付ける(ストロボを強く当て過ぎない)事です。
この時の前後カットはこちらにも登録してあります。
大瀬崎カレンダーフォトコンテストは、水中写真のフォトコンテストでは極めてレベルの
高いコンテストだと思います。当時、私は年に2〜3回程度しか大瀬崎で潜っていな
かったので、大瀬崎カレンダーフォトコンテストに応募することさえ考えていなかった
のですが、たまたまあるスライド上映会で、これらの写真を上映したところ非常に好評
で、また、大瀬崎の常連写真派ダイバーも誰も撮影してないとの話を聞いて、
コンテストに応募したところ、めでたく入賞に選んでいただけたという経緯があります。
思いおこせば「ムレハタタテダイ」が現れていた時、友達の写真派ダイバー皆に
「門下にムレハタタテダイが群れてて奇麗だよ!」って教えてあげても誰一人
興味を示してくれなかった(頭の中はフリソデエビやクマドリイザリウオだったみたい)
のですから。
ムレハタタテダイの群れは例年秋から冬に多く現れ、去年(1998年)〜今年(1999年)
も現れました。今年の1月撮影分は、こちらにも4点登録しています。
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