- 撮影地:
- シパダン
- 撮影環境:
- 水深:2m、透明度:5m前後、時間帯:日の出前、天候:晴れ
- 撮影機材:
- Nikon F801、NEXUS-801ハウジング
- Nikon AiAF16mm Fisheye Lens
- SEA&SEA YS-300 x 2
- 撮影データ:
- フィルム:RDPII、絞り:F16、シャッター速度:1/4秒
- SEA&SEA YS-300 x 2、各FULL発光(フィルター無)
- 撮影秘話:
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お気に入り写真館(19),(20),(21)は、突進するロウニンアジから逃げ回るギンガメアジ(若魚)
の群れを撮影したものです。
この時は、早朝の日の出前であったので薄暗く、通常の撮影でもスローシャターに
なってしまうので、この際思いっきりスローシャターにして撮る事にしました。
スローシャター撮影をする時は、絞りを通常の「ストロボのGN:F値」に対し半〜1絞り程度
絞り気味に設定し、シャッタースピードは露出計を見ながら、適正から好みに応じて変えて
撮影します。スローシャター撮影はなかなか難しく、現像してみるまで結果が読めずいつも
苦労します。この一連の撮影でも、結構露出オーバー過ぎたり流し過ぎたりと、沢山失敗
しています。とにかく同じ設定で撮り続けず、絞りやシャッタースピードの組み合わせをいろ
いろ変えて撮れば、「どれかは当たるだろう」というつもりで撮るのがコツでしょうか。
また、この時は水中のコンディションも非常に悪く、風波で舞い上がった砂が水中を漂って
いるという最悪の状態でした。
通常なら、「こんな薄ぐらい早朝の濁った海で、まともなワイドの写真なんか撮れない」と
諦めてしまうところですが、”舞い上がった砂”と”スローシャター効果”がうまくマッチして
幻想的な効果が得られたと満足しているのですが、いかがでしょうか?
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